▷Project
平井光子が自主企画として取り組んだ、ことばとダンス、プロジェクション・マッピングを組み合わせた作品のライブ配信。
使用テクストは、川端康成「片腕」、小川未明「黒い塔」、2001年テロ事件のニュース速報を自動書起こしで再生成した文章を使用。
急速に通信技術が発達した現在、私たちは顔も見たことのない遠くの相手と瞬時に言葉を交わすことができる。 お互いに肉体を接しない者同士として対峙することが増えた時、 言語はどう変化していくのか?
「昔人類は一つの言語を喋っていた。彼らは天まで届く塔を造ろうとした。神は怒り人間の言葉をバラバラにした。塔は大風により転覆させられた」。 これは旧約聖書に記された「バベルの塔」という物語。
この昔話を基軸に〈肉体—塔—言葉〉をめぐる3つの断片を作品化する。 肉体と言葉が切断され、再接続していく過程を、カメラごしに覗いてみる試み。
TPAM2021フリンジ、Edinburgh Festival Fringe 2021参加作品。
配信会場 スタジオ階梯 – 空−
原作 川端康成『片腕』 小川未明『黒い塔』ほか
ダンス・振付 今村よしこ
朗読・企画構成 平井光子(重力/Note)
映像・配信技術 Rob Moreno(Media工房)
助成 文化芸術活動の継続支援事業
主催 重力/Note × Media工房
▷重力/Note × Media工房
重力/Note俳優・平井光子と、Media工房の映像作家 Rob Morenoとの共同制作。2018年よりプロジェクション・マッピングを使った映像×パフォーマンス作品の創作を開始した。第2作目『塔をめぐる話』はダンサー・今村よしこ が出演。ダンス×言葉×プロジェクション作品として20年4月に上演予定だったが、コロナ禍により延期。コロナ後の上演に向けて、オンラインで試作を続けている。
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