Archive for the '『戸口の外で』(2009.1)' Category

重力/Note2『戸口の外で』

金曜日, 10月 2nd, 2009

『戸口の外で』
本公演は終了いたしました。
ご来場、ありがとう御座いました。
関係者一同
シンポジウム詳細情報はこちら

チラシPDFはこちらからDL
あの厖大な、灰色をした数字
重力/Note2
戸口の外で
原作:W・ボルヒェルト
構成/演出:鹿島将介
出演:石井萌生(第七劇場)/片岡佐知子/北澤輝樹
瀧腰教寛/立本雄一郎/八木光太郎/吉植荘一郎
出演者プロフィールはこちら
場所:
シアター・バビロンの流れのほとりにて
公演日:
2009年1月28日(水)~2月1日(日)
公演日時:
1月28日19:00☆
29日14:00◎/19:00☆
30日19:00☆
31日14:00/18:30●
2月1日13:00/17:00☆
☆:公演終了後にささやかな軽食を御用意しております。来場された皆様と公演を通じて交流ができたら幸いです。
◎:予約のみ一般2500円、学生2000円で観劇できます。なお当日券は一般2800円、学生2500円となります。
●:公演後に特別ゲストによるシンポジウム『先人たちの残した問いシリーズ1 太田省吾の仕事~沈黙の現在~』をおこないます。公演のチケットをお持ちの方は500円、一般参加の方は1000円と別途料金がかかります。予約制ですので予め御連絡くださいませ。
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チケット:
2008年12月1日より予約受付開始
全席自由
一般 前売り2800円 当日3000円
学生 前売り2500円 当日2800円
*学生の方は、受付にて学生証を提示していただきますのでご了承ください。
御予約・お問い合わせ:
TEL 080-3750-1069(制作)
Email アドレス info@jyuuryoku-note.com
URL http://www.jyuuryoku-note.com/
メールでのチケット予約は、件名を「チケット予約」としていただき、本文に「ご氏名(カナ)/希望日時/枚数/一般or学生/御連絡先」を明記して下さい。こちらからの返信をもって予約完了となります。なお3日以上経過しても返信がない場合は、お手数ですが制作までお問い合わせ下さい。
アクセス:
シアター・バビロンの流れのほとりにて
TEL 03-3927-5482
東京都北区豊島7-26-19
都営地下鉄南北線「王子神谷駅」3番出口より徒歩12分
都営バス「豊島七丁目」下車徒歩3分(JR「王子駅」1・2番乗り場より全便 約5分)
重力/Note
URL http://www.jyuuryoku-note.com/
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-17-2(事務所)
スタッフ:
演出助手:宮下仁
舞台美術/宣伝美術:青木祐輔
照明:中能良
音響:杉澤守男(bizsounz)/操作:井上恵介(bizsounz)
作曲:片倉惇
舞台監督:大畑豪次郎
制作:伊東祐輔/中尾知代
協力:東京バビロン
主催:重力/Note

『先人たちの残した問いシリーズ1』

火曜日, 1月 13th, 2009

『先人たちの残した問いシリーズ1 太田省吾の仕事~沈黙の現在~』
パネリスト:佐々木幹郎(詩人)×遠藤利克(彫刻家)
日時:1月31日(土) 夜の回の終演後(20:00~21:45予定)
場所:シアター・バビロンの流れのほとりにて
座席数:60席
料金:一般1000円(公演のチケットをお持ちの方は500円となります)
手続き:事前予約制(寸前の回をご観劇いただいた方は優先されます)
*時間の都合上、当日の交流会はありません。御了承くださいませ。
重力/Note《先人たちの残した問いシリーズ》は、以下の目的を持って企画されました。
1.現代を考える上で重要な仕事をした先人を取り上げ、再検討する
2.演劇というジャンルにとらわれることなく、多角的に意見交換できる場を作る
3.劇場から文化を発信していく
現在の日本の演劇状況において深刻な問題となっているのは、先人たちの残した仕事について検討しあう場がない、あったとしても演劇人だけで極めて閉鎖的な意見交換をしている、また様々なジャンルの中で演劇を捉えなおす機会が失われている、そしてなにより劇場において文化を生み出している担い手としての自覚が演劇人側に欠けている、などの点にあります。このような状況は、本来演劇というジャンルが持っていたはずの公共性が見失われているとともに、観客にとっても劇場という場所が抱かせてくれる《期待》の幅が極めて狭いものとなっている傾向にあると思います。
こうした状況・傾向に対し、劇場においてただ公演を打つためだけや演劇人同士の交流または自身の活動をプレゼンするためのアフター・トークをするのではなく、作り手側も観客側も直面している《現在的な問い》をたて、それを投げかけていくことで共に思考していく場として劇場を機能させたいと考えています。
今回、《先人たちの残した問いシリーズ》では、一昨年に亡くなられました太田省吾氏の仕事を切り口に、《沈黙の現在》について考えようということになりました。沈黙劇を生み出した太田氏の沈黙は、どのように受け入れられるものであるのか。それは他のジャンルからはどう捉えられていたのか。また、それぞれのジャンルにおける沈黙の現在的な諸問題についてお話していただきたく、パネリストに詩人の佐々木幹郎氏と彫刻家の遠藤利克氏をお招きしました。両氏は太田氏との交流や共同作業の経験をお持ちであるとともに、言葉や物質における諸問題について極めて厳しく取り組まれている方々です。特に演劇に詳しくない方でも十分に興味深いお話を伺えるかと思いますので、是非御来場いただければ幸いです。
重力/Note 鹿島将介
【パネリストの略歴】
佐々木幹郎(ささき・みきろう)
詩人。1947年、奈良県生まれ。1970年、同志社大学文学部哲学科中退。1984年、ミシガン州立オークランド大学客員研究員。2002~07年、東京芸術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師。著書として、詩集に『死者の鞭』(構造社)、『現代詩文庫・佐々木幹郎詩集(正・続)』 (思潮社)、『砂から』(書肆山田)、『悲歌が生まれるまで』(思潮社)など。エッセイ・評論集に『自転車乗りの夢』(五柳書院)、『パステルナークの白い家』(書肆山田)、『やわらかく、壊れる』『中原中也 悲しみからはじまる』『雨過ぎて雲破れるところ』(みすず書房)など。編著に『新編中原中也全集』全6巻(角川書店)。最新刊に『人形記 日本人の遠い夢』(淡交社)。1988年、評論『中原中也』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、1990年、NHK音楽ファンタジー番組 『大蛇』の脚本でプラハ国際テレビ祭特別賞、1992年、詩集『蜂蜜採
り』(書肆山田)で高見順賞。2003年、『アジア海道紀行 海は都市である』(みすず書房)で読売文学賞を受賞。
遠藤利克Toshikatsu Endo
1950  岐阜県高山市に生まれる
1973  上京する
1974  渋谷路頭にて白紙配布の行為を開始する(長嶋富士男と)
個展
1983    「無題」    ギャラリー葉/東京
1985    「寓話 Ⅱレーゼの柩」        ギャラリー葉/東京
「寓話 Ⅲ/木の舟」                    ギャラリー葉/東京
「Toshikatsu Endo – (北欧巡回個展)」The Nordic Art Centre , ヘルシンキ/他
「Eté de la sculapture 」Le parc de la pepjnire , ナンシー/フランス
「遠藤利克-円環―加速する空洞」        東高現代美術館/東京
「Earth :Air :Fire :Water –The Sculpture of Toshikatsu Endo ― (英国・ア
イスランド巡回)」
「空洞説Ⅱ」                             秋山画廊/東京
2006    「Trieb – 振動」(Rain Room)            下山芸術の森 発電所美術館/富山
グループ展
1986    「第6回インド・トリエンナーレ」Lalit Kala Akademy、 ニューデリー/インド
「ドクメンタ 8  Kassel  1987」    Museum [...]

重力/Note2 「戸口の外で」出演者プロフィール

木曜日, 12月 18th, 2008

石井 萌生
1987年6月10日生まれ。第七劇場所属。近年の舞台活動としては、感劇市場2007 第七劇場『かもめ』や第七劇場ワールドツアー2008‐2009『新装 四谷怪談』に出演。
片岡 佐知子
日本大学芸術学部演劇学科卒。1999年、ク・ナウカシアターカンパニー入団。2007年、同劇団の活動休止に伴い、現在ソロ活動中。主な出演作品として『王女メデイア』、『マハーバーラタ』(第3回朝日舞台芸術賞)、『アンティゴネ』、『ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」』、『奥州安達原』など。
北澤 輝樹
1970年8月19日生まれ。沢田演技研究所、アクターズスタジオ櫻会、劇団ユニークポイントを経て現在フリーで活動中。主な出演作品として、 『ガリレオ・ガリレイの生涯』(沢田演技研究所)、『幽霊』(アクターズスタジオ櫻会)、『あこがれ』(他ユニークポイント主要作品)、『新装 四谷怪談』(第七劇場)などがある。
瀧腰 教寛
1985年2月23日生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒。 在学中は日本大学芸術学部演劇学科舞台総合実習『美しい日々』、『パパのデモクラシー』、同大学の文化部連盟である殺陣同志会の外部公演などに出演。卒業後は重力/Note『かもめ』、劇団M.M.S.T『紙風船』に出演している。重力/Noteには運営スタッフとしても参加。
立本 雄一郎
1982年6月7日生まれ。現在はフリーで活動中。過去の出演作品として『ダニーと紺碧の海』、『胎内』、『ワーニャ伯父さん』などがある。
八木 光太郎
1986年10月2日生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科卒。2007年4月~10月までニナガワスタジオ在籍。その後、フリーとして活動。近年の舞台活動として、J2R インプロ公演『僕とあなたとコーヒーと』(ハニーズ・カフェ)、新宿サニーサイドシアター企画・『審判』(新宿サニーサイドシアター)、劇団サーカス劇場『幽霊船』(夢の島特設テント)、オフィスプロジェクトM 『料理人』(駒場アゴラ劇場)、ノアノオモチャバコ『人形の家』/『愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸』(王子小劇場)などがある。
吉植 荘一郎
1963年6月2日生まれ。ク・ナウカオフィス所属。『天守物語』、『王女メデイア』、『作者をさがす六人の登場人物』等、ク・ナウカ主要作品に国内外で出演。近年では重力/Note公演『かもめ』や李潤澤演出『Othello  in  Noh Style』にも出演している。

『戸口の外で』について

火曜日, 8月 5th, 2008

今回の公演は、私が尊敬している演劇人の一人である故・太田省吾氏へのオマージュとして企画されました。取り扱う戯曲は、氏がまだ二十歳だった頃に「兄の言葉のようにして読んでいた」というヴォルフガンク・ボルヒェルト(独)の『戸口の外で』です。
大抵オマージュという形式をとる場合、その人物の作品を題材にするのが通常であり、現に太田氏は多くの戯曲を残されているのですが、今回は直接の作品を取り上げることよりも氏が演劇人生を送る上で貫き続けていたもの、それは即ち原初的な感覚といってもいいと思うのですが、そうしたものと向き合うことこそ、後に続く演劇人である我々にとって必要な作業であると判断しました。
『戸口の外で』という戯曲は今から丁度40年前に転形劇場(1968年創立~1988年解散)が旗揚げ企画として試演会で取り上げたもので、当時太田氏は構成・演出助手(演出は当時主宰であった故・程島武夫氏)として参加しています。この戯曲は初期の氏の戯曲にも少なくない影響を残し、〈沈黙劇シリーズ〉を経た後、晩年再び発語による舞台を模索した際にも再び影響が見られるほど、氏の演劇人生に契機をもたらした作品です。
この戯曲は一見過剰ともいえるほど多弁であり、〈沈黙〉を発見した太田氏とは全く無縁ではないかと思われます。しかしながら、この戯曲に貫く〈言い尽くそうとすればするほど遠ざかってしまう言葉と経験の乖離〉という諸形式が、〈発語から沈黙へ〉、そして晩年の〈沈黙から発語へ〉と変遷を辿った氏の原初的契機になったことは、ボルヒェルトの文体を「今、ここに生きている者」を見る眼差しとその方法としての文体と評した上で、「身体とかかわる言葉と無視する言葉があることを教えてくれたように思う」と述懐していることからも読み取れます。
今回、重力/Note2では御遺族の方からの理解を得た上で太田氏へのオマージュという企画意図を掲げましたが、一方で現在的な課題への取り組みとして「〈経験の不在〉によってハリボテのように仮構された現代の状況を如何に描写できるか」「人間を支えている内的な力とは何か、それは描写可能なのか」「現代において信仰は可能なのか(宗教的なものではなく生への信仰)」などを切り口に作品づくりに挑みたいと思います。
重力/Note主宰 鹿島将介